今年度は、福岡県立八幡中央高等学校の芸術コース創設20周年の佳節に際し、記念事業を織り交ぜながら卒業制作展を実施していきました。
まず、平成29年12月9日(土)、九州国際大学KIUホールにおいて、芸術コース生徒を対象に記念講演会を開催しました。10周年の際は、日本を代表するアーチスト日々野克彦氏(現・東京藝大学長)を招いての講演でしたが、今回の20周年では地元で活躍する著名な染織家、築城則子さんに講演いただきした。築城さんは、北九州市生まれで1984年小倉織の復元に成功された染織家で地元北九州はもとよりイタリア、ニューヨークと海外でもたいへん活躍されている伝統工芸分野のアーチストです。築城さんの半生と染織との関わりについて貴重なご講話をいただきました。
明けて平成30年1月4日(木)~7日(日)、北九州市立美術館黒崎市民ギャラリーにおいて福岡県立八幡中央高等学校芸術コース第18回卒業制作展を開催しました。絵画・デザイン、立体・工芸、書道など約200点の作品を展示し4日間で観覧者1,527人と大過なく盛会のうちに終了できました。
最終日7日は、本校主催の中学生を対象とした「芸奨コンクール」の表彰式、20周年記念事業として記念式典、記念書道パフォーマンス、記念祝賀会と盛りだくさんの一日となりました。
終了後も、地域の皆さんの要望にお応えして卒展セレクション展として黒崎コムシティのフリースペースや製鉄記念八幡病院のギャラリーで展示をしばらく続けていきます。
最後にこれら一連の事業を大過なく盛会のうちに終了することができたのも、お世話になりました関係者の皆様のおかげであると感謝しております。本当にありがとうございました。
芸術コース主任 城 英已
卒業制作展の様子
|