この日、私たちは北九州市立槻田中学校へと出向き、出前授業を行ってきました。
今日の授業は、英語でも、数学でも、国語でもない「表現」の授業。本当はそんな名前の科目はないのですが、実際の高校の授業や学校行事の中でよく求められる「自分の考えを表現する」こと、今日はこれを授業の形にしてみました。
授業の最初の「表現」はプレゼンテーション。
この春中央を卒業したばかりの芸術コースOG、小玉さんと藤原さんに協力してもらい、「書で思いを繋ぐ」と題したプレゼンを行ってもらいました。実はこの二人、ちょうど一年前に行われた「全国高校生マイプロジェクトアワード2015」の全国大会に参加し、この中央高校の書道パフォーマンスについてのプレゼンをしていたのです。
書、そして書道パフォーマンスをどのようにして行い、その表現から何を学べるのか。映像を交えながらの二人の丁寧な説明に、中学生たちはしっかりと耳を傾けてくれました。
表現の実例を見たあと、今度は中学生たちが自分の言葉で表現する番です。
今回の授業はたくさん用意された絵/写真を用いて「起承転結」のある話を作ってみよう、というものでした。生徒たちはグループに分かれ、相談をしたり、ペンで絵を描き直しながらストーリーを作っていきます。こうして作られた作品はどれもユニークで、指導している私たちもその豊かな発想には驚かされました。
最後に、まとめとしてこのようなメッセージを送りました。
「授業であれ、行事であれ、部活であれ、何かを表現しようとするときには『知識』が要求されます。これからの1年間、みなさんは受験生となりますが、ここでたくさん勉強して、知識を身につけてください。そうすれば、高校に入ったときにそれを使ってたくさん表現ができるはずです。」
参加してくれた中学生のみなさん。
1年後、中央高校でお会いするのを楽しみにしていますよ。
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