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2022年11月3日

Diary406 晩年の雅号は「画狂老人卍」-芸術鑑賞会「北斎マンガ」-

2年ぶりの芸術鑑賞会がありました。今年はミュージカル「北斎マンガ」を鑑賞しました。

葛飾北斎のファンキーな一生を描いた作品です。

劇団「わらび座」の皆さんの表現も素敵で、ポップでロックな北斎の一生とリンクしていたのも印象的でした。

 

せっかくなのでちょっと北斎がらみのこぼれ話を。彼は改名することが多く、実は案外短い「葛飾北斎」時代、その後も「載斗」、「為一」(「富嶽三十六景はこの頃)、そして晩年には「画狂老人卍」←!と名乗るなど、やんちゃでお転婆な北斎先輩。(笑)

そして仲が良いのか悪いのか曲亭馬琴の傑作「南総里見八犬伝」。劇中にもあったように目が見えなくなってからは執筆のペースも落ち、正月になると発刊される、年に一度の国民のお楽しみだったそうです。(by H田先生)

そんな二人の出会いは必然だったのでしょう。

 

90歳で息を引き取るときには、「あと10年、いやせめて5年生かしてくれ。そうすれば、まことの絵師になってみせる」とつぶやいたそうです。北斎の若さの秘訣は、「人生最後の最後まで成長し続ける」。

 

偉人であり、異人だった北斎を知り、ちょっとグッときた芸術鑑賞会となりました。


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